米国のMSB登録と州の送金業ライセンス【2026年】FinCEN・NMLS・BitLicense
米国でFinCEN MSB登録+州ごとの送金業ライセンス、NY BitLicenseを取得する場合の、監督当局・最低資本金・現地に必要な体制・審査期間・法人口座の作りやすさを、2026年10月時点の監督当局の公表資料にもとづいて整理しました。
送金・暗号資産は登録制から始まりますが、取り締まりと制裁金が急速に強化されています。
対応するライセンス決済・EMI暗号資産
基本情報(2026年10月時点)
| 監督当局 | FinCEN(連邦)/ 各州の金融当局(NMLS経由) |
|---|---|
| 主なライセンス | FinCEN MSB登録+州ごとの送金業ライセンス、NY BitLicense |
| 最低資本金 | 州ごと(モデル法: 純資産US$10万または総資産の3%以上、保証債券US$10万〜50万) |
| 現地に必要な体制 | AMLプログラムと責任者の指名 |
| 審査期間の目安 | FinCEN: 設立後180日以内に登録、2年ごと更新 / 州: 審査開始から120日(モデル法) |
| 法人の銀行口座 | 小規模な送金業者は銀行の取引解消(デリスキング)の影響を受けやすい(財務省) |
資本金・手数料は監督当局の規則・公表資料(2026年10月時点)によります。為替換算はしていません。申請前に最新の要件を個別に確認します。
検討するときのポイント
- 送金業のモデル法(MTMA)は31州が全部または一部を採用。25%以上の取得(10%で支配推定)は事前承認が必要。
- NY BitLicenseの申請料はUS$5,000。カリフォルニア州は2026年7月1日から暗号資産事業が許可制。
- ステーブルコインはGENIUS法で連邦の枠組みが整い、遅くとも2027年1月18日に施行されます。
日本の居住者を顧客にする場合
海外でライセンスを取っても、日本の居住者を相手に FX・証券・暗号資産の取引を行うには、原則として日本の登録が必要です。詳しくは日本の規制をご覧ください。
よくある質問
米国の金融ライセンスの最低資本金はいくらですか?
州ごと(モデル法: 純資産US$10万または総資産の3%以上、保証債券US$10万〜50万)。扱う業務や規模によって上乗せされることがあります。
米国のライセンス審査にはどのくらいかかりますか?
FinCEN: 設立後180日以内に登録、2年ごと更新 / 州: 審査開始から120日(モデル法)。書類の不足があると期間は延びるため、申請前の準備が大切です。
米国に人や事務所を置く必要はありますか?
AMLプログラムと責任者の指名。名義だけの体制は認められず、実際の経営・コンプライアンス体制が前提です。
米国で法人の銀行口座は開けますか?
小規模な送金業者は銀行の取引解消(デリスキング)の影響を受けやすい(財務省)。ライセンスの申請と並行して口座の準備を進めることをおすすめします。
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